マスク着用について

ニュースや新聞などでご存じのことと思いますがこの度、3月13日により国民のマスク着用が自由意志になりました。一方で医療機関は3月13日以降もマスク装着が推奨されております。

本来マスクの目の大きさとマスク装着時に発生する皮膚との隙間はウイルスそのものの大きさよりもはるかに大きく予防効果として有効ではないと思われます。しかしながら症状のあるなしに関わらず感染者の呼気や飛沫とともに排出されるウイルスの総量をマスクが減少させるため、他人に伝播するのを防ぐには非常に有効であることも分かっております。

　医療機関にはコロナ・インフルエンザなどの感染症において重症化する可能性のある高齢者及び内服にて免疫抑制された状態の方・妊婦などが多数来院されます。感冒様症状のない体調不良の患者様も多数来院されます。

当院では、発熱外来を有しており、通常診療の患者様と感染症の可能性のある患者様との動線は完全に区別（ゾーニング）されております。しかし、自覚症状の少ない感染症の患者様もいらっしゃいます。院内感染およびクラスターなどの危機的状況を可能な限り回避できますように、また皆様方に安全に医療を提供できますように、クリニック内におきましては、症状あるなしに関わらずマスクの着用のご協力をよろしくお願い申し上げます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　川尻尾﨑内科　　尾﨑　徹